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2005年01月20日 ()
T.W.アドルノ(Theodor W. Adorno, 1903-1969)
ドイツの哲学者・社会学者・美学者。フランクフルト学派の指導的思想家。

マスコミ専攻のある授業で出てきたのですが、その授業の中で、彼の論文「聴衆の類型」というものが取りあげられました。これは音楽を聴く者、つまり「聴衆」をいかに分類するかをまとめたものですが、どうもリスナーの格付けであるように思います。どのように分類をするかというと、以下の通り。

・ エキスパート:西洋のシリアス音楽の構造を理解して聴く者

・ 良き聴取者:エキスパートに準ずる者

・ 教養消費者:音楽を多量に聴き、伝記的な知識も豊富で、レコードも数多く所有している者
・ 情緒的聴取者:音楽を情緒的にしか聴かない者

・ 復讐(ルサンチマン)型聴取者:メジャーで流行っているものには背ける者。

・ 娯楽型聴取者:音楽を娯楽としてしか聴かない者

・ 無関心、非音楽的な者、音楽嫌いな者:文字通り。


さて、皆さんはどれに当てはまるでしょうか。プレイヤーとしては是非とも「エキスパート」や「良き聴取者」でありたいと思うでしょう。それぞれの定義は、項目の後ろを選択or全選択(Ctrl+Alt)して反転して読んでください。
残念ながら、ほとんどの人はエキスパートや良き聴取者には当てはまらないでしょう。滅ぼされた村長はルサンチマン型だと思います。私はこの中でどれかというと、娯楽型聴取者に性質的には一番近いのではないかと思います。しかし、厳密にはどれにも当てはまらないと思います。
つまりあれですよ。価値観も音楽のジャンルも多様化した現代においては、こんな古い定義なんぞ当てにならんということですわ。なんせアドルノ氏は、ジャズが最先端のポピュラーミュージックだった時代を生きた人ですから。

で、私が何を言わんとしているかというとですね、「単位くれ」ってことですよ、教授。そうです。今日試験でした。似たようなこと書いてきました。ここまで自分の意見を言ってるんですから。ネ。

[2005.01.20(Thu) 10:38] 未分類Trackback(1) | Comments(2)
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by hide
誤解だ。ルサンチマン型は無関心を除けば俺から最も遠いぞ。
JazzはCDの枚数だけならビル・エヴァンスが一番多いし、クラシックはメジャーなんを聴く方が多いし、言ってもしゃーないから言わんだけで皆様の嫌いな大衆音楽もたまには聴くし、この中で強いて言うなら娯楽か教養消費者かどっちかかな。

by w
お、アドルノの音楽批評は全部読んだぞ。あの人の議論は古い、が、あながち無視できん。

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誤解だ。ルサンチマン型は無関心を除けば俺から最も遠いぞ。
JazzはCDの枚数だけならビル・エヴァンスが一番多いし、クラシックはメジャーなんを聴く方が多いし、言ってもしゃーないから言わんだけで皆様の嫌いな大衆音楽もたまには聴くし、この中で強いて言うなら娯楽か教養消費者かどっちかかな。
[ 2005.01.21(Fri) 01:02] URL | hide #79D/WHSg | EDIT |

お、アドルノの音楽批評は全部読んだぞ。あの人の議論は古い、が、あながち無視できん。
[ 2005.01.21(Fri) 21:39] URL | w #79D/WHSg | EDIT |

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T.W.アドルノの書いたものを読んだ。彼はマックス・ホルクハイマーやハイデッカーの弟子マルクーゼと共に、社会学・哲学で有名なフランクフルター・シューレを形成する。ユダヤ系で新マルキストの系譜であるこの一派は、当然ながら1933年に追放され、戦後に直ぐに復帰した。
[ 2005.02.06(Sun) 22:04 ] Wein, Weib u..
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