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2005年02月18日 ()
昨日ようやく読み終わりました。昨日の記事では一部変な文体になっていますが、吾輩~を読み終わった直後に書いたから、その余波です。読んだ人も多いとは思いますが、いちおう感想をば書き散らしてみます。

主人公の猫、即ち「吾輩」の主観で書かれており、彼の日常の様子を語ったり、彼の周囲の人間たちの様子をウォッチングして、それを見た吾輩が客観的な視線でうんぬんと語ったりしてます。吾輩はなぜか人間の言葉を解することができる賢い猫のようですが、話が進むに従って、その知能はどんどん発達し、終いには読心術まで身につけてしまいます。
終始割とほのぼのとした雰囲気ですが、後半は何か重苦しい空気が見え隠れするようになってきます。ラストはたたみかけるように哲学的な話で攻めてきます。未来、つまり今私たちが生きる現代についての予見的な描写もあるが、あまりの的中っぷりにビビる。旧千円のおっさん独自の予見だとしたら、尊敬する。でも、当時の最新かつ流行の学説のような感じもする。
登場人物は、吾輩、車屋の黒、三毛君、主人とその家族、迷亭君、寒月君、東風君、独仙君、その他色々・・・、などと割と多いように思うが、皆個性的であくの強い人物と猫なので、混乱することはなかった。でも吾輩の知能が発達していくにしたがって、他の猫たちは出番なしになっていくのがかわいそうです。
作者が文豪だからどうしてもそうなるのだろうが、登場人物のほとんどはインテリ文人のような感じでした。しかしインテリ文人の中にもそれぞれの個性を出しているところは、流石です、漱石。千円札になるだけのことはあります。
ファイルサイズにして731Kバイトという、私にとっては結構な長さなのでしんどかったですが、途中で読むのをやめようという気は起こりませんでした。ここはさすが巨匠だなぁと思わされます。しかし、別段人に「是非読め!」と薦めるほどのものでもなかった気がします。でもわりかし面白かったので、評価は星三つというところで。


吾輩は猫である
夏目漱石(旧千円札のオッサン)
Yokoo!BB的評価:★★★☆☆
青空文庫で無料公開中


ようやく、本を読むことの面白さが分かってきました。というわけで、「読書」カテゴリ新設。一歩人間に近づきました。たぶん。

[2005.02.18(Fri) 01:17] 読書Trackback(1) | Comments(0)
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吾輩は猫であるBBさんは読書に夢中。らしいので、僕も乗っかってみます。谷崎潤一郎の「細雪」を読み始めました。昭和初期、上流家庭の行き遅れ女がどうこうと話です。現代の感覚と、時間の流れる速さが全く違うのでその部分で好き嫌いが分かれそうです。マターリしてて癒
[ 2005.02.18(Fri) 02:28 ] (・_・)
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